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日本人の配偶者等ビザからの永住・帰化 - 大阪のビザ申請と起業支援なら行政書士 office ARATA

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日本人の配偶者等ビザからの永住・帰化

カテゴリ: 国際結婚ビザ 公開日:2020年11月09日(月)

 日本人配偶者等ビザをお持ちの外国人が永住権(永住ビザ)申請をする場合や帰化申請する場合についてご説明します。

  外国人書道

 

「永住」ビザの取得

日本人の配偶者等ビザを持って日本で生活している外国人についてもビザには在留期間があり、在留期間満了前にビザの期間延長(更新)申請をしなければなりません。

 

日本での生活にも慣れてくると、定期的に行わなければならないビザの更新申請が、少し面倒に感じる外国人もいらっしゃると思います。

 

ビザの更新は必ず必要ですが、ビザの更新をしなくてもよい方法としてが「永住」ビザを取得する方法と、「帰化」をして日本人になる方法があります。

 

 

永住ビザとは

「永住ビザ」とは、期間の制限なくいつまででも日本で生活できるビザです。ビザの更新がありませんので、外国人は安心して日本で生活することができます。

 

ただし、注意が必要なのは「在留カード」です。永住者の「在留カード」は7年間で有効期間が満了となりますので、期間満了前に「在留カード」の更新申請が必要になります。他のビザをお持ちの方はビザの更新時に「在留カード」も切り替えとなりますが、「永住者」はビザの更新がないため、「在留カード」の切り替えを忘れてしまうことがあります。お気をつけください。

 

 

永住ビザ取得の要件

「永住ビザ」取得のためにはたくさんの要件がありますが、日本での生活については次のように定められています。

 

 

1.引き続き10年以上日本に在留していること。

2.ただし、10年間のうち5年以上は「就労資格」または「居住資格」を持ち、日本に在留していること。

 

つまり、長期間にわたり日本国の構成員として居住していることが条件となるのです。

 

 

日本人の配偶者等ビザ所持者の永住ビザの取得

「日本人の配偶者等ビザ」を持っている外国人は、日本での居住要件等が緩和されます。「日本人の配偶者等ビザ」を持っている外国人は永住権を取得しやすいのです。

その要件は次のとおりです。

 

  〇日本人配偶者との実体を伴った結婚生活が3年以上継続し、引き続き日本での生活が1年以上あること。

 

実体を伴った結婚生活ですから、形式的には夫婦でも実体が伴わない場合は永住は困難になります。例えば別居中の場合は実体を伴っているとは言えないでしょう。

別居といっても会社都合で単身赴任中であり、週に1度くらいは帰宅しているような場合は、その旨を説明し実体のある結婚生活であることを説明する必要があります。

 

なお、「永住ビザ」取得のためには日本での生活歴のほかに、素行が善良であること、生活が成り立つ収入があることなどが審査されます。

 

 

永住ビザ取得のメリット

「永住ビザ」を取得すると、外国人にとってかなり大きなメリットがあります。

 

 

1.ビザの更新申請をする必要がなくなりますので、在留期間を気にすることなくいつまででも日本で生活することができます。

 

2.日本人の配偶者と離婚や死別しても帰国する必要はありませんし、日本での生活を継続するために他のビザに変更する必要ありません。

 

3.外国人配偶者は自分の国の国籍を失うことはありません。

 

4.ただし、「永住ビザ」を取得した外国人配偶者は、あくまでも日本での生活が認められた外国人ですから、例えば里帰りで自分の国に帰る場合は「再入国許可申請」が必要になりますし、犯罪を犯すなどして強制送還されたりする可能性があります。ご注意ください。

 

 

 

「帰化」の許可

外国人が日本で長期間生活や仕事を希望する場合、「永住ビザ」の取得とは別に「帰化」を選ぶことができます。

 

帰化とは

「帰化」とは日本人になることです。「帰化」が認められると外国人配偶者は日本人となり、自分の国の国籍は失うことになります。これは日本が二重国籍を認めていないため、日本の国籍を取得すると自動的に外国人は母国の国籍を失うことになります。

 

 

帰化の要件

通常「帰化」のためには、引き続き5年以上日本に住所を有することが必要です。

ただし、「日本人の配偶者等ビザ」を持って日本で生活している外国人は次の条件で「帰化」をすることができます。

 

 

1.引き続き3年以上日本に住所又は居所を有し、かつ現在も日本に住所を有していること。

2.婚姻の日から3年経過し、かつ引き続き1年以上日本に住所を有すること。

 

2は少しわかりにくいかも知れませんが、海外で結婚生活をしていたご夫婦が来日して1年以上日本に住んでいる場合で、結婚生活が3年を経過すると「帰化」の要件を満たします。

 

なお、「帰化」が認められるためには、日本での生活歴のほか、素行が善良であること、生活が成り立つ収入があることや、日本に「帰化」後、母国の国籍を離れることができるかなどが審査されます。

 

 

帰化のメリット

「帰化」により外国人は日本人になります。日本人ですから日本で生活するうえでの制限は全くありません。

 

在留カードがなくなりますし、世界の中でも信頼感の高い日本のパスポートを取得できます。また、制限なく公務員になることもできますし、選挙権が与えられます。志の高い方は国会議員になることもできます。さらに、長期間海外渡航する場合、「永住」ビザと違い「再入国許可申請」をする必要がなくなります。