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興行ビザ

カテゴリ: 就労ビザ 公開日:2020年12月04日(金)

「興行ビザ」とは外国人のミュージシャンが日本でコンサートを行うときや、外国のプロサッカーチームが日本で試合をするときに必要な「就労ビザ」です。ここでは「興行ビザ」についてご説明しています。 

 サッカーサポーター

 

興行ビザ

外国の文化に接する機会を提供し、文化交流を促進することにより国際理解を増進し、あるいは日本の文化、スポーツの振興・向上等に寄与し国民の娯楽としても有益であるとの理由から、日本において演劇、演芸、演奏、スポーツ等の興行にかかる活動に関して「興行ビザ」が認められています。

 

例えば外国人ミュージシャンが日本でコンサートを行うときや、外国のプロサッカーチームが日本で国際試合を行うときに、外国人のミュージシャンやプロサッカー選手は「興行ビザ」を取得します。報酬を得る活動に対して認められるビザですから「興行ビザ」も「就労ビザ」の一つです。

 

 

興行ビザについて

「興行ビザ」とは、収入を得て「演劇、演芸、演奏、スポーツ等の興行にかかる活動」、「その他の芸能活動」を日本で行う外国人に許可されるビザです。

 

 

演劇、演芸、演奏、スポーツ等の興行にかかる活動とは

 演劇、演芸、演奏、スポーツ等の興行にかかる活動とは、次の1、2の活動をいいます。

 

1.興行に出演する活動

 

興行の形態として行われる演劇、演芸、歌謡、舞踏、演奏、スポーツ、サーカス、その他のショーに出演する活動です。バー、キャバレー、クラブなどに出演する歌手なども含まれます。

 

2.出演はしないけれども、これらの「興行を行う上で重要な役割となる芸能活動」および「出演者が興行を行うために必要不可欠な補助者」としての活動 

 

 

○興行を行う上で重要な役割となる芸能活動とは 

   

振付や演出など出演はしないけれども、興行にとって重要な役割を行うことをいいます。

ダンスの振付師や舞台の演出家などです。   

     

 

○出演者が興行を行うために必要不可欠な補助者とは 

   

例えばマネージャー、舞台の照明係、サーカスの動物飼育係員、スポーツ選手のトレーナーなどです。

 

 

○演劇俳優、歌手、ダンサー、ピアノやバイオリンの演奏家など「芸術家」として評価されている方 

   

芸術上の活動であれば「芸術ビザ」を取得しますが、公衆に聴かせ見せることを目的としている場合は「興行ビザ」を取得することになります。

 

 

その他の芸能活動とは 

その他の芸能活動とは興行を伴わない芸能活動のことです。

具体的には、テレビやイベントなどでの芸能活動、商業写真のモデルやカメラマン、ミュージシャンのレコーディングや録音技師、ファッションショーのファッションモデルやデザイナー、映画の監督などの活動です。

 

 

アマチュアスポーツ選手の場合 

外国人のアスリートが日本のチームに入るときや日本で試合をするときでは、その状況により必要なビザが違ってきます。


〇アマチュアの選手が日本の実業団チームと契約する場合は「 特定活動ビザ」です。

法令上「特定活動ビザ」を取得できる者およびその活動については次のとおり規定されています。 「オリンピック大会、世界選手権大会その他の国際的な競技会に出場したことがある者で、日本のアマチュアスポーツの振興および水準の向上等のために月額25万円以上の報酬を受けることとして日本の公私の機関に雇用された者が、その機関のために行うアマチュアスポーツの選手としての活動」​

 

〇アマチュアの選手が日本で開催される国際大会やオリンピックなど賞金や報酬の無い大会に出場する場合は「無査証」または「短期滞在ビザ」となります。

 

 

スポーツの指導者の場合 

プロスポーツチームに所属し日本で試合をするために来日する場合は「興業ビザ」を取得しますが、スポーツの外国人指導者を日本に招へいする場合は「技能ビザ」を取得することになります。「技能ビザ」の要件は次のとおりです。 

 

〇スポーツの指導に係る技能について3年以上の実務経験があること。

この場合外国の教育機関において当該スポーツの指導に係る科目を専攻した期間および報酬を受けて当該スポーツに従事していた期間を含みます。

 

〇上記に準ずる者として法務大臣が告示をもって定める者で当該技能を要する業務に従事する者。この要件に該当するのは国際スキー教師連盟(ISIA)が発行するISIAカードの交付を受けた者になります。

 

〇スポーツの選手としてオリンピック大会、その他の国際的な競技会に出場したことがある者で当該スポ―ツの指導に係る技能を要する業務に従事する者。

 

 

興行ビザの活動形態について

「興行ビザ」は活動形態によって1号から4号の基準に分類されます。1号基準は「比較的小規模な興行」、2号基準は「比較的大規模な興行」、3号基準は「1号基準・2号基準以外の興行」、4号基準は「興行以外の芸能活動」です。

 

号数 活動形態
基準1号 対象

演劇、演芸、歌謡、舞踏または演奏などの興行であり、下記の「能力」、「報酬」、「施設」の要件をいずれも満たすことが必要です。

能力

興行を行うことにより得られる報酬(団体で行う興行の場合は団体が受け取る報酬)が1日あたり500万円未満の場合演劇等の活動に関し、次のいずれかに該当していること。※1日あたりの報酬が500万円以上の場合は学歴や経歴を備えていると考えられるためこの要件は不要です。

 

〇外国の教育機関において行おうとする興行に係る科目(例えば演劇、歌謡、舞踏など)を2年以上専攻したこと。

〇外国において2年以上の経験があること。

報酬等

報酬等の要件について次のいずれにも該当することが必要です。

〇「興行ビザ」を取得する外国人に対し、興行に関する契約により月額20万円以上の報酬が支払われること。

〇経営者等および従業員に関して次の要件をいずれも満たすこと。

◦外国人の興行に係る業務について3年以上の経験がある経営者または管理者がいること。

◦常勤の従業員が5名以上いること。

 

※「経営者および従業員の要件」は、風営法に規定する営業を行わない外国の民族料理を提供する飲食店との契約で、月額20万円以上の報酬を支払う場合は不要です。

施設等

演劇等が行われる施設が次の要件に該当すること。ただし興行を行う外国人が「興行ビザ」の申請人以外いない場合は次の要件は不要です。

〇不特定多数の客を対象にしていること。

〇13㎡以上の舞台があること。

〇9㎡以上の出演者の控室があること。(出演者が5名を超える場合は5名を超える人数1名あたり1.6㎡を加えた面積となります)

〇従業員が5名以上いること。

 

なおキャバレーなど風営法の対象となる施設の場合は次のいずれにも適合することが必要です。

〇客の接待に従事する従業員が5名以上いること。

〇「興行ビザ」を取得する外国人が客の接待をするおそれがないと認められること。

基準2号 対象

次のいずれかの興行です。

〇国や地方公共団体、NHKなど公的機関が主催または資金援助がある興行、音楽学校等における教育的な活動に基づく興行。

〇10万㎡以上のテーマパークにおける興行。

〇客席の定員が100人以上で飲食を提供しない施設での興行。

〇興行により得られる報酬が1日50万円以上で、15日以内の興行。

例えば外国歌手のディナーショーなどです。

基準3号 対象

〇演劇、演芸、歌謡,舞踊または演奏以外のプロスポーツ、格闘技、サーカス、プロダンス競技、チェス等のプロゲーム大会など興行です。

プロスポーツの場合、具体的にはプロ野球、野球の独立リーグ、サッカーJリーグ、バスケットBJリーグの選手、プロトーナメントに出場するプロゴルファー、大相撲の力士、ボクシングのプロ選手、総合格闘技選手、プロレス選手等が対象になります。

報酬 〇日本人が受け取る報酬と同額以上の報酬の支払いがあること。
基準4号 対象

〇興行以外(レコーディング、映画撮影、宣伝活動等)の芸能活動です。

報酬 〇日本人が受け取る報酬と同額以上の報酬の支払いがあること。